平成27年度:桃山エコ推進委員会レポート:その1

桃山エコ推進委員会① ごみ減量から始まるエコ地域づくり

10月28日,楽しく効果的な学習会を開催

 京都市事業で「エコ学区」になって3年目の今年,住民有志によって発足した「桃山エコ推進委員会」は,初年度から活発に活動しています。自発的なエコ活動が学区内に定着することを目指し,10月28日,楽しく効果的な家庭ごみ減量についての学習会が開催されました。

ごみ減量学習会「生ごみを減らして快適エコライフ」

 学習会のテーマは「生ごみを減らして快適エコライフ」。講師は料理研究家の力石幸さんで,家庭で生ごみを減らす方法(上手に堆肥にするコツ)についてお話がありました。参加者は,学区内チラシ回覧を見て応募された約20名で,30〜70歳代の男女が集まりました。

生ごみ減量エコライフの話に興味津々

 回覧チラシの内容は次のようです。「京都市の家庭ごみの約4割を占めるのが生ごみです。水分の多い生ごみを焼却場で燃やすには,多くの石油等が消費され,地球温暖化の原因であるCO2も多く発生します。夏場はニオイや虫の元になり,ごみに出したらカラスを呼び寄せたりと,悩みが多く聞かれます。今回は,この生ごみを簡単な方法で堆肥にし,ガーデニングや家庭菜園に役立てて頂こうと企画しました。ごみ減量を快適エコライフにつなげてみませんか?皆様のご参加をお待ちしています。」当日参加されなかった方でも,学区内の回覧でチラシを目に留められた皆さんに,この内容が伝わって,既にごみ減量啓発の第一歩となったことでしょう。

野菜くず堆肥化のコツを力石さんから伝授

 学習会では,力石さんからの多岐にわたる楽しい食とごみのお話に,皆さん興味津々で聞き入っておられました。生まれ育った青森での,命の恵みを自然から大切に頂戴して,自らの手で時間をかけて丁寧に調理する暮らし方。京都での新婚生活で経験して驚いた,食材の無駄の多さ。そして始めた家庭からできる身近なエコ「エコクッキング」。食材を上手に使い切って,できるだけ台所からごみを出さない,しかも美味しい調理の知恵。それでも残った生ごみは土に食べさせて自然の循環に還す暮らし。次から次へと語られるお話と,生ごみ堆肥化の実演に,興味の尽きることのないあっという間の2時間でした。参加者のうなずく姿や感心の声,そして質問も多かった様子に,有意義な学習であったことが表れていました。

桃山エコ推進委員会へのお誘い

学習会の最後にはしっかりと,桃山エコ推進委員会の活動PRとメンバーへのお誘いもあり,ごみ減量エコ活動が各家庭に浸透すると同時に,学区内に広がりも持ち始めました。

ごみ減のサイト

ページの先頭へ戻る