平成27年度:「体操服いってらっしゃい,おかえりなさい」プロジェクト:その1


[平成27年6月11日取材]

「体操服いってらっしゃい,おかえりなさい」プロジェクトは,ある小学校の児童の「永遠に捨てない服が着たい」という願いを叶えたいと,代表の岡部さんが起ち上げたものです。着古された服からまっさらな服へ何度でも繰り返しリサイクルが可能なシステム(エコサークル®)を知り,これを活用して体操服を作ることをメーカーに提案して,製品化協力を得るところからスタートしました。幾つかの小学校にリサイクル可能な体操服(エコサークル製体操服)の導入を呼びかけて数校から始まったプロジェクトですが,現在では参加校は100校以上に増えています。

山科区では,3年前から区内全13小学校一斉にエコサークル製体操服が導入されて以降,入学時にこれを選ぶが大勢となり,4年生まではほぼエコサークル製体操服に切り替わっています。そのため,今後サイズが小さくなった体操服が出始めます。このプロジェクトでも,エコサークル製体操服の導入呼びかけに加えて,これからはリサイクル回収の呼びかけも始める時期となってきたわけです。

6月11日,山科支部PTA指導者研修会において,13校のPTA役員が一堂に会する場を活かして体操服リサイクル回収を呼びかける機会が設けられ,代表の岡部さんが計60名程の山科区各小学校のPTA役員に向けてお話しされました。従来からPTAや保護者間で既に行われているリユース・おさがりの仕組も活かしつつ,着古した体操服はリサイクル回収に出すという仕組もぜひ活用してもらいたい,と呼びかけました。プロジェクトの説明カラーパネルとエコサークル製体操服の実物は,PTA役員さんの手持ちで頭上に高く掲げられ,他の参加者の方々も静かに耳を傾けていらっしゃいました。

山科区では,昨年度末にも約100着が回収され,エコサークル製体操服と,通常の古着回収分に分別され,各々の適切な回収ルートに乗ってリサイクルされました。今後,従来のリユースの取組に加えて,体操服のリサイクルを実践するPTAや保護者・小学生が,ますます多くなることが期待されます。

山科支部PTA指導者研修会での様子

「エコサークル®」は帝人株式会社の登録商標です。

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