機密書類リサイクル利用者の声

画像の説明文

[京都第一赤十字病院 調度課長 中島 雅也さん]

1.機密書類リサイクルサービス利用のきっかけ

 契機は27年前(1997年12月)に遡りますが、当時の年報によると、院内焼却炉の閉鎖と併せて、「保存年限を満了した書類については、京都市ごみ減量推進会議とタイアップして、大津市内の製紙工場の溶解炉に直接投入処理を行う方式を採用した。」と記録されています。
 それまで病院内に焼却炉を保有していましたが、1997年から始まった改築整備工事をきっかけに、環境配慮のために焼却炉を廃棄し、新たなスペースに現在の新本館が建ったという経過です。

2.機密書類の排出にあたり気を付けていただいていること

 禁忌品の混入防止を目的として、定期的に啓発チラシの掲示やアナウンスを行っています。
 また、保管倉庫に保存している機密書類の箱は、必ず全て1箱ずつ開封し禁忌品が混入していないか、事前にチェックを行ってから回収を依頼しています。
 チェックの前後で置き場を分けるなど、混入を防止する管理体制にも力をいれています。

画像の説明文設置した分別箱
院内向けに発信した分別徹底を呼び掛ける啓発文

3.本サービスを利用するメリット、使ってよかった点など

 「廃棄物の適正処理のために分別することは排出事業者の責務」という意識づけがされること、また、自身は2年前に現職への異動を機に、特別管理産業廃棄物管理責任者に関する講習会を受講し、約30年ぶりの試験勉強もあって、理解が深まったことが挙げられます。

4.その他

 余談ではありますが、上記1.に係る先代の担当課長は、環境問題への意識が極めて高く、先代の在職当時まだ20代後半で素行不良な部分が多々あった私は、25年以上前に病院に焼却炉が存在していたことも忘却の彼方であり、先輩諸氏に頭が下がる思いです。
 この当時は、まだ病院に電子カルテが導入されておらず、大量の紙カルテ、処方箋、検査記録、レセプトなどの紙媒体の廃棄に苦慮していたことと想像するところです。
 その後、電子カルテの導入、個人情報保護法の施行、近年ではペーパーレス会議の推進も相まって、機密書類の廃棄量は激減しております。
 また、2000年10月に院内で廃棄物を所管していた管財課は、物品調達を所管とする調度課に統合され、現在に至っていることから、自身も普段は「院内の購買担当課長」として、同時に、「廃棄物管理責任者」として一人二役をこなしております。
 そんな訳で、京都市ごみ減量推進会議主催の「企業向けごみ減量実践講座」への参加なども楽しみにしております。
 引き続きよろしくお願い申しあげます。

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12月10日17時に復旧いたしました。
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12月10日(火)京エコロジーセンター全館停電で閉館しております。
当会議への電話も繋がらない状況です。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

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