令和元年度 ごみ減量のエコ地域づくり〜子育て世代・大学生との連携を目指して〜
桃山エコ推進委員会は、地元の小学校、消防署、児童館などいろいろな地元団体と連携し、生ごみコンポスト講習会、防災を意識したクッキング(ロケットストーブ調理)など、環境に配慮して行動を実践してもらう機会を継続的に提供しています。
今回は、この助成金の活動ともリンクしつつ、エコ学区事業の一環で、桃山エコ推進委員会が協力団体として社会福祉法人健光園・ももやま児童館(以下、ももやま児童館)で実施されたエコ教室について紹介します。
参加者が「ごみの一生」を体感!
ももやま児童館で「あったかエコ教室〜ごみの一生物語〜」(主催:ももやま児童館、協力:桃山エコ推進委員会、幼児のための環境学習プログラム作成の会、エコ学区サポートセンター)が2月22日に行われ、26名の参加がありました。
プログラム前半、参加した子どもたちは、ごみの一生を体験します。子どもたち自身が食べ終わった「バナナの皮」になるか、使い終わった「ペットボトル」になるか決めます。また、バナナやペットボトルが「ごみ」としてどのような運命を辿るのか体験するため、焼却場、ペットボトルプレス機、ミミズコンポストの3つコーナーが用意されていました。
例えば、バナナなら生ごみとして焼却場に行く、もしくはリサイクルのためにミミズコンポストに行くという2つの行方があります。ペットボトルなら、燃やすごみとして焼却場へ、もしくはリサイクルで資源化されるためにプレス機にかかるという具合です。どのコーナーも体全身で体感できるのが今回のプログラムのポイントです。子どもたちは歓声をあげながらそれぞれのコーナーを楽しんでいました。
リデュース、リサイクルの大切さを知る!
プログラム後半では、ごみの一生について、3R(リディース、リユース、リサイクル)について、講師の天野さんからお話を聞きます。体験とお話で、子どもたちはごみの一生についてしっかり学ぶことができたようです。
「コンポストのことは初めて知った」、「ごみの一生について考えたことがなかったので、これからしっかり考えていきたい」など、参加児童はアンケートに感想を書いていました。
地域協働で環境活動の担い手作りにも貢献
ももやま児童館でのエコ教室は上記協力団体と連携して以前から実施されてきました。しかし、これまでは桃山エコ推進委員会など地域団体が主体的に教室を企画してきました。しかし、今回はももやま児童館が初めて教室開催に主体的に動き、地域環境団体メンバーがサポートに回って開催されました。
上記で紹介したごみの一生体験プログラムの内容については、上記4団体が事前に何度も話し合いを重ね内容を決めたそうです。そして、児童館スタッフがごみの体験コーナーの小道具を手作りして当日を迎えました。児童館の若いスタッフ達が環境教育の担い手として、主対的にプログラムに関わったことは、これまで桃山エコ推進委員会が地道に地域で活動してきた結果といっても良いでしょう。様々な団体とコラボしながら、今回のように環境活動の担い手を桃山エコ推進委員会がどのように増やしていくのか、今後も目が離せません。