平成30年度:北区ECOまつり レポートその2
第6回北区ECOまつり@大宮小学校開催!
10月28日(日),大宮小学校で開かれた「第6回 北区ECOまつり」を訪問してきました。
お天気よく心地いい,イベントにぴったりの日。親子連れやお年寄りなど,地域の人たちが次々と会場へやってきます。
メイン会場の体育館に入ってすぐのところに,今回の新しい取り組み「おもちゃの病院」と「かえっこバザール」が展開されていました。家庭で壊れたおもちゃを持ち込めば無料で修理してもらえるおもちゃの病院では,頼もしそうな男性陣がそれぞれに真剣な面持ちでおもちゃを修理中。大好きなおもちゃを直してもらって大事に持って歩く子どもに親御さんが「よかったね,電池を買って帰ろうね」と声をかけていました。かえっこバザールは,自分には必要なくなった本やおもちゃを持ち込めばポイントがもらえ,そのポイントに見合ったおもちゃと交換して持ち帰ることができる仕組み。じっと見て,触って,新しいお気に入りを見つけた子はうれしそうに抱えて帰っていました。
体育館内ではその他に,ダンボールコンポストの紹介,ちらしを利用してコマを作るリユース工作,分別まとあてゲームが地域の皆さんによって運営されていました。京都府地球温暖化防止活動推進センターによる「うちエコ診断」も出展。
さすがのラインナップでごみ減量を垂範
体育館内の一角には,赤い傘と毛氈に長いすを並べた「お茶コーナー」が開設され,沸かしたお茶をリユースカップで自由にいただくことができ,「ペットボトルと缶飲料ゼロ」が実現していました。また,会場前の模擬店では焼き芋,水飴,焼きそばがふるまわれていましたが,焼きそばのお皿も町内で準備されているリユース容器。大勢の来客があったのに,ごみ箱をのぞくとごみの量は少しだけでした。体育館に入る際に脱いだ靴を入れる袋も,回収してリユースされていました。
また,新しい取り組みの「フードドライブ」のブースでは,食品ロスを減らすための取り組みとして,家庭で眠っている食品を回収されていました。食用油やお砂糖,コーヒーなどが集まっていたほか,中止になったイベントで配布するはずだったお菓子がたくさん届けられたそうです。(写真:各家庭から集められた食料品類)
ソーラークッカーの実演展示,廃食油を使ったろうそくと石けんづくりの実演もあり,さすがECOまつりと思えるラインナップでした。
ステージでは歌やダンスなどが披露された他,目を引いたのは京都市による「生ごみ3キリソング」のプログラムです。「使いキリ・食べキリ・水キリ」を楽しい歌にして会場と一緒に歌ってPR。
http://sukkiri-kyoto.com/character
みんなで「ふるさと」を歌った最後のステージプログラムの後,北区ECOまつりの閉会式。
「北区ごみ減量推進会議,難しい名前ですが,ごみを少なくして豊かになろうという取り組みです。明日から楽しいエコライフを過ごしていただればと思います」と副会長さんよりご挨拶がありました。
ごみを減らすことは,邪魔くさいことや不便なことじゃなくて,暮らしを豊かにすること。そのすてきな考え方が,今回のイベントに表れていたように思います。
12学区が参加されている北区地域ごみ減量推進会議で,ECOまつりが回り持ちで開催された6回目。続く6学区の担当の回でも,こういった理念が受け継がれ,楽しみながらごみを減らす取り組みが地域に広がっていってくれたらいいなと期待を持ちました。