平成29年度:EcoおばちゃんProject2017 レポート
[Ladies’ Eco Circle”プラムロード” ]
[平成30年2月18日取材]
春の陽気が気持ちの良く、畑仕事日和となった2月18日(日)。元梅逕中学校では、毎年恒例となっLadies’Eco Circle“プラムロード”の大根収穫と、種芋植が行われました。京都学生祭典の学生たち約10名が力仕事を引き受けてくれ、子ども8名と保護者の皆さんと一緒に活動開始です。
まずは、芋の植え方などを学んだあと、いざ畑へ。まずは、みんなで大根収穫。スーパーなどで買ってきた大根しか見る機会がない子どもたちは、自分で収穫する大根にいろんな形や大きさがあることなど、一つひとつへのリアクションがとても印象的でした。
種芋植えでは、今年は種芋の逆さ植え(通常は切口を下に向けて植えつけますが、逆さに植えることで病気に強いジャガイモが育つそうです)を一部のジャガイモに初めて挑戦してみるなど、また次に苗を見たくなる、参加したくなるしかけになっていました。
EcoおばちゃんProjectの魅力は、子どもたちに“教える”というところではなく、“一緒に活動する中で、自然と環境についての知識が身につく”ところだと思います。さらに、子どもだけなく、参加する保護者や学生たちなど世代を越えた大きな学びとなる「場」となっているところが、長年活動を続けてこられたみなさんならでは。都市部に住んでいることもあり野菜作りなど経験のない保護者の方からは、「なかなか自分たちでは経験させてあげられないこと。子どもだけでなく自分自身も貴重な経験です」と話してくれたり、「これならもしかしたらベランダでもできるかも?」など、今回の経験がその次のステップへ後押しになっているようでした。自分で収穫した大根を食べた子どもたちは、次々にお代わりにきてくれて大きな鍋は空っぽに。「大根が美味しかった!」と言ってくれた笑顔は格別でした。
今年度は、夏に開催したエコサマーフェスタに始まり、11月にはさつまいもの収穫とやきいも、年末には下京中学校野球部との大掃除後の草木灰作りなど、年間を通じて活動が盛んです。「Ecoおばちゃんとして、今後も子どもたちへ環境について伝えられることを精一杯伝えていきたい」と言われていた中村さん。Ecoおばちゃんの挑戦、まだまだたくさんの“学び”を多くの方に伝えて欲しいです。