平成28年度:「向島駅前まちづくり協議会」:その2

画像の説明文

[平成28年10月18日取材]

収穫の連絡をいただいた

 サツマイモや枝豆がそろそろできる頃だからと連絡があり,再び向島のみなさんの畑に行ってきました。この日は,少し動くと汗をかくような暑い日でしたが,目の前に広がる景色はすっかり秋模様でした。夏に伺ったときには辺り一面緑の田んぼだったのが,今回はすでに刈り取られたところと,稲穂がたわわに実った黄金色の田んぼがまだらになっており,本当に景色が豊かな地域だと思いました。

地域の人の交流の機会に

この日,初めて参加された方がいらっしゃいました。奥様が入院されていて声をかけていただいたそうです。始まる時には「畑仕事はやったことがないので・・」とおっしゃっていましたが,みみずがたくさんいる畑で芋ほり作業が終わった頃には「30年以上前に地域で会長をしたときに,芋ほり農園にみんなで行ったことを思い出しました」とお話しされました。集う人同士の何気ない会話や,豊かな景色の中で少し身体を動かすことで,記憶がよみがえったり,気がまぎれたり,お互いにとってよい刺激があるのだな,と今回もこの場の役割に可能性を感じました。
秋の祭典を間近に控えており,ボランティアでブースを手伝ってくれる学生さんたち(種智院大学ソーシャルワーカー研究会)も作業に参加していました。秋の祭典で,「高齢者の居場所づくり」「高齢者化社会とごみ」「生ごみ減量と野菜づくり」などのパネル展示,休憩所としてお茶菓子を出すコーナーと合わせて,アンケート調査も学生さんにお願いしたいとのことでした。
掘りたてのサツマイモや落花生をキャンプグッズでゆで,食べながら打ち合わせを進めていました。お土産に,サツマイモの芋づるをたくさん分け合いました。通常,市場には出回らない捨てられてしまう部分ですが,「戦後はこれがごちそうやったんやー」と言いながら,畑にいる間にきれいに処理をして,ごみにしない工夫をしていました。
生ごみのたい肥化については,「バケツ式の方法で現在5家族が試しに挑戦しているが,それらを定期的に回収するのが手間で,何かシステムを考えないと貸農園では難しいことがわかった」と話していました。また,プランターでたい肥化をしている人の方がうまくいっており,バケツ型は1次発酵が手間であること,バケツを洗うのが面倒であることなどから,自分たちのライフスタイルにあったたい肥化の方法を検討していく必要があると課題を認識されているようでした。

画像の説明文
画像の説明文

ごみ減のサイト

ページの先頭へ戻る