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平成27年度:桃山エコ推進委員会レポート:その3
桃山エコ推進委員会レポート:その3「北風と遊ぼう」
地域のイベント「北風と遊ぼう」にブース出店
- 桃山エコ推進委員会は,一昨年度に桃山学区がエコ学区になったことをきっかけに,昨年度から活動を開始し,今年度4月に組織として正式に発足しました。エコ学区がきっかけだったこともあり,桃山学区を挙げての大イベント「北風と遊ぼう」に,昨年度からブース出展をしています。今年度も1月10日に桃山小学校グラウンドで開催され,もちつきやうどん等の食,竹あそびや大なわとび等の遊びなどで盛り上がる「北風と遊ぼう」に,エコ体験ブースで賑わいを加えました。
- 出展内容は3種の複合で,ロケットストーブの実演PR,自転車発電を用いたエコ体験,子ども省エネ相談所がありました。内容とともに出展協力も複合的で,京エコロジーセンターのボランティアさんや,学区に関わりの深い京都府地球温暖化防止活動推進員さんの協力も得て運営されていました。
ロケットストーブの実演~うどん屋さんを後方支援
- ロケットストーブの活用は,桃山エコ推進委員会のメイン活動の一つです。剪定枝や木端などの木質ごみを燃料にすることで,ごみの減量となり,また化石燃料の代わりに木質系自然エネルギーを使い,温暖化対策ともなるという一石二鳥の取り組みです。11月の桃山学区総合防災訓練の際と同様,ロケットストーブで実際に燃やし実演調理をしてPRしました。
- 今回は,11月に実施した焼マシュマロ体験のようなその場で食べられるものではなく,「北風と遊ぼう」のメインであるうどん屋さんに協力して後方支援に回りました。ロケットストーブ2台でお湯を沸かし,次々にうどん屋さんに提供しました。また,もう1台で炊飯実演,別の1台は焼きいも実演と,様々な調理が可能なロケットストーブの魅力ももちろん見てもらいました。試食なしの実演でしたが,目新しいロケットストーブに引き寄せられる大人は多く,興味深そうに質問して説明を受ける姿が見られました。
ロケットストーブと活動の輪
- こうした実演PRの成果は既に現れており,自宅でロケットストーブを始める人が桃山学区内に増えてきています。今年度は15台分を作成し,貸し出す予定ですが,既にこれを上回る希望が入りました。またロケットストーブの普及は,学区内に桃山エコ推進委員会の活動に参加する人の増加にも繋がるなど,活動が広がりを見せつつあります。
- 実際にこの日も,ロケットストーブ購入者の方々が出展の応援に来られていました。一人は12月に入手したばかりの方で,隣家の方とこれから一緒に利用して楽しむ予定だとか。災害時に絶対必要というのが購入の一番の動機で,万一の際は町内会に寄付する意思があるとのことです。もう一人は染色作家さん。天然の植物染料を用い,染めの水は自宅で溜めた雨水を使っているそうです。さらに自宅庭の剪定枝をロケットストーブで燃やし,染めの火も自然のものにしたとのこと。少しでも環境に役立つという意識で始めたとおっしゃっていました。
- このようにPR出展が核となり,ロケットストーブとごみ減量とエコの活動の輪が,桃山学区にじわじわと浸透し広がっている様子が感じられました。
自転車発電エコ体験&子ども省エネ相談所
- ロケットストーブの隣のテントには,子ども達の歓声と笑顔がありました。子ども達が自転車発電で作った電気で,おもちゃの電車がレールを走り,電動しゃぼん玉機から次々としゃぼん玉が飛んでいました。エコ学区の初年度に支援物品としてもらった自転車発電機を使って,子ども達がエコを体験していました。
- その隣には,子ども省エネ相談所を開設していました。座って用紙に記入して相談を受ける,そんな一見楽しそうではないことですが,桃山学区の子ども達は次々にやって来て相談を受け,常に満席状態でした。
- 老若男女を問わず,ごみ減量を始めエコ意識のますますの高まりが期待できる桃山学区です。
緊急のお知らせ
12月10日17時に復旧いたしました。
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12月10日(火)京エコロジーセンター全館停電で閉館しております。
当会議への電話も繋がらない状況です。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。