ごみにまつわるこのすうじなぁに?

画像の説明文

情報誌表紙企画「ごみにまつわるこの数字なぁに?」。87号第22回目の数字は「2,200トン」です。さてこちらは何の数字でしょうか?

こごみ日和87号(2021年3月末発行)
『このすうじなぁに?』

 2,200トン

京都市の2019年度に排出された「燃やすごみ」中のレジ袋ごみの試算データです。
この他、プラ製容器包装ごみ(資源ごみ)に含まれるレジ袋ごみが320トンほどで、約2,500トンのレジ袋が家庭から排出されていました*。
京都市では、2007年1月、流通事業者、市民団体、行政による最初のレジ袋有料化協定が締結され**、その後、徐々に協定参加店を増やし、2015年度には市内のほぼ全てのスーパーマーケットでのレジ袋有料化が実現しました***。
 協定締結前の2005年度のレジ袋ごみ(燃やすごみ、資源ごみの計)が約5,000トンでした。レジ袋ごみ(リサイクルされる分も含めて)の減少は、小売店での配布量(使用量)の減少を反映しています。ですので、京都市でのレジ袋有料化の取組は、ほぼ「半減」の効果をあげたといえます。
 一方、コンビニエンスストアやドラッグストア、百貨店での削減が進まなかったことが、「半減」にとどまった原因と考えることもできます。
 2020年7月の全国一斉のレジ有料化の背景には、「有料化はレジ袋の削減に効果的だが、参加業種が限られていた」ことがあります。

*  いずれも京都市の受入家庭ごみ量に組成調査のデータを掛けたもので、試算は京都市ごみ減量推進会議。
** 京都市レジ袋有料化推進懇談会による協定(会長郡嶌孝同志社大学教授・当時)
*** スーパー以外では酒販店が1チェーン(30店)協定に参加して有料化を実施。

ごみ減のサイト

ページの先頭へ戻る