ごみにまつわるこのすうじなぁに?
情報誌表紙企画「ごみにまつわるこの数字なぁに?」。83号第18回目の数字は「年間891万トン」です。さてこちらは何の数字でしょうか?
こごみ日和83号(2020年3月末発行)
『このすうじなぁに?』
日本のプラごみ排出量は891万トン
2018年度、日本国内から排出したプラスチックごみは、全体で891万トンでした。前年度(2017年度)は903万トンでしたので、全体で約12万トン、1.3%減少しました。
内訳を見ると、産業廃棄物として排出されたプラスチックは462万トン。前年度が487万トンでしたので、4.7%減っています。ただ、家庭を含む一般廃棄物からの排出は429万トンで、前年度の418万トンから2.6%増加しています。
増えているのは何?
用途別の排出量をみると、生産ロスや輸送用プラごみは10%以上減っていますが、一方、容器包装プラごみや家庭用品のプラごみは増えています。 家庭用品には衣料品や文具、家具などが含まれます。フリース、下着など衣料品の多くがプラスチックで作られています。文具もクリアファイルをはじめ、プラスチック製品があふれています。そして気になるビニール傘。使い捨て傘と呼ぶべきでしょうか。他、靴、玩具などがこのカテゴリーに含まれます。
消費者の近くから出たプラごみが増えている
容器包装プラごみや家庭用品プラごみは、家庭からの排出だけとは限りません。店舗等で発生した容器包装や、家庭用品でも売れ残り品や返品など店舗から発生するものもあります。しかし、消費者の近くから排出したものであることに違いありません。
その中で容器包装プラごみは、全体の半分近くを占めます。もともと多いのですが、それがさらに増えています。家庭用品を含めて、何百万トンもの話ですので、なかなか実感するのは難しいのですが、私たちのまわりから減らしていけるものは多くあります。
データ出典 一般社団法人プラスチック循環利用協会プラスチックリサイクルの基礎知識2019
2018プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況マテリアルフロー図より
http://www.pwmi.or.jp/data.php?p=panf 2020年1月18日確認
作図 堀 孝弘
http://horitakahiro.sakura.ne.jp/2020/01/21/gragh17/より一部転載
環境教育・環境活動、役立情報 堀 孝弘
緊急のお知らせ
12月10日17時に復旧いたしました。
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12月10日(火)京エコロジーセンター全館停電で閉館しております。
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