ごみにまつわるこの数字なぁに? 31万トンから51万トン/年
会報誌表紙企画「ごみにまつわるこの数字なぁに?」第12回目の数字は「31万トンから58万トン/年」です。ヒントは「夏に行く人が多いある場所にまつわるお話」です。
■こたえは…
実はこの数字日本国内の海岸に漂着する年間のごみ量です。
環境省の推計※1によると、平成25年度に日本国内の海岸に漂着したごみの量は,年間31万トンから58万トン。
例えると、京都市の受入ごみの総計が約42万トン※2ですので、150万市民及び事業所が一年間に出すごみにほぼ匹敵する量のごみが、日本国内の海岸に漂着していると考えることができます。
ただし,この例えは「量」だけを取り上げています。実際の漂着ごみは、塩酸、強アルカリ溶液、船舶用燃料やオイルなどが入った廃ポリタンクや,注射針を含む医療系廃棄物,魚網や釣り針を含む漁具など,回収しても処理困難なごみを多く含んでいます。
※1 海岸漂着物地域対策推進事業より(2013年度)
※2 京都市環境政策局資料より、2016年度、収集ごみと持込ごみ。燃やすごみ、大型ごみ、資源ごみ、事業ごみの合計
※3 環境省「日本海沿岸地域等への廃ポリタンク等の漂着状況について」2017年3月23日発表
http://www.env.go.jp/press/103844.html(データは各道府県が把握した分)
上記のウェブには、平成27年度おもに日本海沿岸道府県の海岸に漂着した海ごみの個数は,「廃ポリタンクは15道県で20,221個、医療系廃棄物は9県で2,121個、漁具(浮子)は14道県で186,949個、電球類は10道県で3,592個確認された。」と記載されています。
他にも,中身の残った使い捨てライターなども多く見つかります。
緊急のお知らせ
12月10日17時に復旧いたしました。
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12月10日(火)京エコロジーセンター全館停電で閉館しております。
当会議への電話も繋がらない状況です。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。