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ごみにまつわるこの数字なぁに？1年間に約94万トン排出

ごみにまつわるこの数字なぁに？1年間に約94万トン排出
会報誌表紙企画「ごみにまつわるこの数字なぁに？」第２回目の数字は「１年間に約９４万トン排出」です。
９４万トンって，ちょっとピンとくる数字ではありませんね。２リットルのペットボトルで，４億７千万本分になります。これもちょっとピン来ないかも知れませんが，相当の量だということはおわかり頂けると思います。

こたえは…なんと！

１年間に約９４万トン。実は…リサイクルやリユースも含めて１年間に排出している衣類の量なのです。試しに手元にある秋冬のスーツ上下の重さをはかってみると，だいたい１キロですので，紳士用スーツだと９億４千万着，日本に住んでいる人が１年間にひとり７～８着くらい捨てている計算になります。そんなに捨てているかな？と思う方もいらっしゃるかもしれませんが，下着や靴下なども含めると，案外捨てているものだと思います。ちなみに繊維類全体では，１年間になんと１７０万トンも排出していると言われています。

できればリユース！誰かに使ってもらおう！

汚れたり，破れたりしたから捨てるというのはわからないでもないのですが，単に着なくなったから捨てるというはあまりにモッタイナイものです。まだ着られるものでしたら，ぜひ人にゆずったり，フリーマーケットで売ったり，古着屋さんにもっていくなど，必要な人の手に渡る工夫ができればと思います。古着屋さんだと，ブランド品でなくても，重さで買い取ってくれるようなお店もでてきました。うまく利用すると，お小遣いが増えるかもしれません！古着を売る前には，必ず洗濯を！

直したり，染めたり。リメイクを楽しむ

「気に入っている服なのに，穴が空いてしまった」「布地が傷んでいるわけではないけど，色あせしてしまった」。そういうときは，お直しに出したり，染め直したりすることで，生まれ変わります。思ったよりもリーズナブルなお値段でできることも。京都市ごみ減量推進会議が運営する京都市内の修理店を紹介するウェブサイト「もっぺん」もあるので，ぜひチェックしてみてください。
それと，きれいな部分や傷んでいないボタンなどは，取り外すと手芸の材料にもなりますよね！

ごみにしないお手軽な方法。「お近くの古着古布回収拠点へ出す」

京都市内では，さまざまな場所で，古着や古布の回収を行っています。地域の資源物回収の時に回収している場合もありますし，最近は一部の地域でスーパーや商店街で，月に数回回収をしている場合もあります。また，区役所の中にあるエコまちステーションでも月に１～２回，回収を行っています。
京都市資源物回収拠点検索システム「資源物回収マップ」でお近くの回収拠点を探してみてください。一度探せば，あとは回収日を冷蔵庫などにでも貼っておくと便利ですよ。

やっぱり他の人に使ってもらうのは…という場合は！

「他の人に譲るにはちょっと…汚れすぎている。」という場合もあるかもしれません。
そのときは，おうちでウエス（端切れ）にすると便利です。筆者の家では，汚れて，サイズが小さくなった子供服や，襟が汚れて，かつ自分が太って着られなくなったシャツなどをまとめて，使いやすい大きさに切ってウエスにしています。布に最後のお役目を担ってもらい，油がついたお皿や，ガスレンジの掃除の時などに使っています。ティッシュペーパーや，使い捨ての掃除用品を必要以上に買わずに済むので，大助かり！ウエスに使うにはもったいないなと思うこともありますが，単に捨てるよりは良いだろうと思います。

▲汚れて着られなくなった服や汚くなったタオルなどは使いやすい大きさに切ってウエス（端切れ）に。まとめておくとサッと使えて便利です。