ごみにまつわるこの数字なぁに?1990年と比べて約2倍に


会報誌表紙企画「ごみにまつわるこの数字なぁに?」第3回目の数字は「1990年と比べて約2倍に」です。約25年で2倍というと,すごい伸び率ですが,いったい何が2倍になったのでしょうか。ヒントは「みのまわりのもの」です。

こたえは…なんと!

1990年から2014年の間に約2倍になったのは,実は…日本国内の衣類の供給量(≒出荷量)です!
1990年というと,バブル経済崩壊前の華やかし頃です。多くの人がブランド衣類を購入し,衣類にお金をかけていた頃ですが,実はその頃とくらべて2倍も衣類が売られているわけです。
1990年(平成2年)は,1年間に約20億点が供給されていました。この頃の人口は1億2千392万人。単純に割ると1人あたり1年間に約16着売られていることになります。ここから1997年・98年に一旦落ち込みますが,どんどん伸びて2014年(平成26年)には1年間に約38.9億点と,約2倍(1.95倍)になっています。このときの人口は少し増えて1億2千706万人。同じく1人あたり1年間に約30着が売られていることになります。

たくさん買った服はどこに行く?

この数字は衣類の供給量なので,購入量と同じではないのですが,売れない商品はそう多く供給されるわけではないので,購入量と同じと見て構わないでしょう。今はバブル期よりも景気が停滞していると言われているのに服を買う量は増えている。この間に何があったかは,みなさまもなんとなく思い当たる節があるかもしれません。百貨店などで売られる服よりもいわゆるファストファッションで売られる服が増えていると考えられています。
さて,この15年で購入する量が2倍に増えても,その服をしまっておく住宅の大きさにはたいした変化はありません(住宅1戸あたり平均で2~3平米ほど広くなっている程度です)。しまっておく場所がないものは捨てられたり,古着屋さんに持ち込まれたりしていることでしょう。
衣類が安く購入できるようになったのは一市民として喜ばしいことですが,それにともなって,まだ着られる服が捨てられたり,着られずにタンスで眠っているとすれば,これほどもったいないことはないのではないでしょうか?
なるべく捨てない生活をするには,まずは入り口から。本当に必要かどうかを見極めて購入したいものですね。

どうしてもいらなくなった衣類の処分方法については,前号の「ごみにまつわるこの数字なぁに?」をぜひご覧ください!

▲衣類の製造エネルギーは,実は他のものと比べてもかなり多めです。衣類を無駄にしないことは省エネ・省資源にもつながります。マンガは<a href="http://highmoonkobo.net/">ハイムーン工房</a>から

(事務局 齋藤)

関連情報

どうしてもいらなくなった衣類の処分方法

(ごみにまつわるこの数字なぁに?1年間に約94万トン排出)
http://kyoto-gomigen.jp/stories/11.html

情報サイト「捨てずに片付く,もらい手見つける。京都の情報

http://matome.naver.jp/odai/2144256306166264001
 京都市ごみ減量推進会議で作ったまとめサイトです。

出典

経済産業省産業構造審議会環境部会第2回産業と環境小委員会「資料7国際的な市場のグリーン化の動向と生産拠点の海外シフトに伴う影響」,p.11,平成14年11月26日
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g21126b07j.pdf

日本繊維輸入組合,「日本のアパレル市場と輸入品概況」

http://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html

ごみ減のサイト

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