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ようきにへらすスーパーに聞く

レジ袋有料化から,環境配慮商品の開発,省エネまで!
-イズミヤ白梅町店

早くからレジ袋有料化に取り組んだイズミヤ

 イズミヤは、京都市内に店舗を持つチェーンストアーのなかで、イオンと並んで早くからレジ袋の無料配布中止(有料化)に取りくんだスーパーマーケットチェーンです。京都市内では、左京区の高野店、カナート洛北店、西京区のカナート桂坂店など8店舗を展開し、(衣料単独の京都店を除く)全店でレジ袋有料化を実施しています。

白梅町店でのレジ袋削減

 北区には、嵐電北野白梅町駅に隣接した白梅町店があります。この店では2008年4月から、1階の食品売り場でのレジ袋無料配布中止を実施しています(レジ袋が必要な人には別途5円で販売)。実施からすでに数年が経ち、地域の人たちにも浸透し、レジ袋辞退率は80%台後半に達しています(2012年5月)。京都市や市内の団体などと締結した「レジ袋の削減協定」では、レジ袋削減の目標を「60%以上」としていますが、この店の場合、レジ袋辞退率90%を目標に掲げています。各月の取り組み成果と目標を店内のよく見える場所に掲示して、お客さんの一層の協力を求めるとともに、店側の意気込みもお知らせしています。

イズミヤの環境の取り組み

 イズミヤは、関西を中心に全国に87店舗を展開するスーパーです。そのため、社をあげた環境の取り組みがなされています。

 「地域の良き企業市民として行動し、環境保全に努めます。」をはじめ、6項目の環境方針を立て、「環境と人にやさしい商品の仕入と開発(グリーン購入)推進」「エネルギー使用量の削減」「廃棄物の減量と資源の有効利用」「啓発活動とコミュニケーション活動」の4分野で、数値目標を設定しています。目標を実現するため推進組織をつくり、毎年の成果を集約し、評価のうえ公表するなど、目標の実現のため改善を続けています。このような、継続して改善の動きを生み出す仕組みは、環境マネジメントシステムと呼ばれています。

 環境配慮型商品の提供では、「good-iハートフル」商品から始まったPB(プライベートブランド)商品開発*1の取り組み、廃棄物の削減と資源の有効利用では、先に紹介したレジ袋削減の他、食品トレイの削減などでも成果をあげています。エネルギーの削減では、店舗で使用する設備や照明などを、順次省エネ機器に更新するなどの取り組みをしています。

白梅町店の取り組み

 白梅町店の場合、「北区スーパー等環境対策調査」での訪問時、鶏肉などでのノートレイ販売や、リユースびんでのビールの販売(北区のスーパーでは全調査店22店中、2店のみ実施していました)などの取り組みが見られました。資源回収では、トレイ、紙パックの他、アルミ缶も回収しています。

 また、2011年以降の節電に対する社会的要請を受けて、白梅町店では一部照明のLEDへの転換、夏期には天井照明の一部消灯などを実施しています。


▲ショーケースの一部照明の消灯

▲照明のLED化

*1 ユニー、フジ(愛媛県)との3社共同プライベートブランド「Style One(スタイルワン)」に順次切り替え中。

(調査日2011/5/24 記事2012/7/14 環境市民 堀孝弘)

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