キャンペーンについて
「ようきにへらそう!キャンペーン」は、特にスーパーマーケットで販売されているお肉や魚、野菜などの商品を入れたり包んだりする食品トレイや袋などの容器や包装を、スーパーマーケットと利用者がいっしょに、たのしく減らしていくことを目的にしたキャンペーンです。みんなで、陽気に容器を減らしましょう!
*「ようきにへらそう!キャンペーン」は、京都市ごみ減量推進会議とNPO法人環境市民が共同で展開しています。
かさばる容器包装ごみ
家庭から出るごみは、最近まで、景気が良くなくても高止まりでした。最近ようやく減り出していますが、そのなかで、まだまだ多いのが容器包装ごみ。
容器包装ごみは、重さでは家庭系ごみ全体の2割ほどしかありません。いっぽう、容積(かさ)で見ると約6割を占めます。「重さはないが、かさばる」のが、容器包装ごみの大きな特徴です。
※重さ(湿重量)でみた場合、最も多いのは食品ごみで、40%近くを占めます。
かさばると費用もかさばる
多くの市町村で、ごみ処理費用のうち最も大きな割合を占めるのが「収集運搬コスト」です。空き缶や空きボトル、食品トレイなど、かさばるごみが多くなると、もともと大変な収集運搬作業をさらに大変なものにします。
多いのはプラスチック
かさばる容器包装ごみのなかで,特にプラスチック類の多さが目立ちます。容積では他を圧倒しています。そのなかで、多いのがペットボトル。飲料容器のなかでは、缶やガラスびんをおさえて一人勝ち状態です。
もう一つ気になるのは食品トレイです。
お肉やお魚、惣菜などに使われている食品トレイは、流通形態にもよりますが、スーパーから家庭までの短い間だけ使われる容器です。きれいな容器は中身もおいしそうに見えますが、ごみが増える場合も。必要なのは中身だと考えると、普段なにげなく使っている容器について考えなおしてみる必要がありそうです。
スーパーといっしょにへらそう
食品トレイなどを作るメーカーの努力で、トレイ1個当たりの重さは減ってきています。だからといって、多くのトレイを使うライフスタイルをこのまま続けてもよいのでしょうか。ごみ減らしの大事なキーワード「3R」でも、リサイクルの前に、リデュース(もともと発生させない)に取り組もうと位置づけられています。
わたしたち消費者にできることはなんでしょうか。
「ごみになるものは売らない、買わないようにしましょう」…。よく聞く標語ですが、標語だけではごみは減りません。
ごみの発生が少ない売り方や、それを受け入れる消費者。これを実現するには、誰にも不便なく、メリットがないといけません。そのためには、小売店、消費者(地域住民)、行政、専門家、様々な人たちが協力し、知恵を出し合う必要があります。