平成27年度:おむつなし育児研究所 京都サロン:その2

平成27年度市民等からの提案によるごみ減量モデル事業助成採択団体活動レポートおむつなし育児研究所 京都サロン ②

[平成27年7月21日取材]

おむつなし育児研究所 京都サロンでは,今回新たな試みとして,おむつなし育児のハウツーや実践者のインタビューを動画発信するため準備を進めています。今日は動画を撮影するということで,日差しの強いお昼間に,撮影場所となった中京区のお宅を訪ねてきました。今回モデルを引き受けた協力者は,3人のママさんとその赤ちゃんたち。慣れない撮影で,カメラの存在を意識したり,途中忘れたりしながら,穏やかな空気で撮影が進みました。

偶然ではありますが,赤ちゃんは3人とも第三子でした。ママさんたちもおむつなし育児はお手の物。代表の西山さんが「普段どんな風にやっているか,やってみて〜」とお願いしたところ,赤ちゃんたちは次々とおむつの外でおしっこをしてくれて,こんなにすんなりいくのかと驚いてしまいました。一人のママさんは,生後3ヶ月の赤ちゃんのおむつを取り,ホーローのおまるごと抱いておっぱいをあげました。しばらくして,赤ちゃんがおっぱいを飲むのをやめたかと思うと,おしっこが勢いよく出ました。「大人だって,ごはんと排泄は同時にはしたくないよなと妙に納得した瞬間でした。

今回モデルを引き受けたママさんのひとりは,「本で読んでもピンとこなくて,実践している友達に手とリ足とリ教えてもらいました。正解はないけれど,視覚的にわかると始めやすくなるのでは?」と話してくれました。また別のママさんは「実際にやっている人が周りにいない人も,動画を見ることで私たちと同じママが普通にやっているのを見てもらい,抵抗感が低くなればと動画配信に期待されている様子でした。

「おむつなし育児と聞くと,おむつを一切使わないものと誤解しがちですが,そうではなく,赤ちゃんがおむつの外で気持ちよく排泄をする機会を増やすことなんですね。紙おむつにせよ,布おむつにせよ,捨てたり洗ったりする回数が大幅に減ることは,ごみ減量や節水,省エネにつながります。これはほんの数十年前の日本では当たり前のことでした。今でも,世界規模で見れば約半数のママさんたちは,昔ながらの方法で子育てをしているそうです。おむつから色々なことを考えるきっかけをもらいました。

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