平成29年度:「廃棄学校制服の有効活用による衣料ごみ減量化」:レポートその1

画像の説明文

[一般社団法人日本繊維機械学会 繊維リサイクル技術研究会①] 
[平成29年7月5日取材]

特別授業

 小雨が降り続く7月5日、一般社団法人 日本繊維機械学会 繊維リサイクル技術研究会 制服実行委員会による “「環境問題」と「繊維のリサイクル」について考える”特別授業が京都市立京都御池中学校7年6組で行われました。 

 授業では、地球温暖化などの環境問題、京都議定書やパリ協定について解説からはじまり、日本で取り組まれている3R(リデュース、リユース、リサイクル)の紹介、ごみを減らす理由として京都市の最終処分場の現状などの話の後、本題となる繊維リサイクルの話へつなげていきます。廃棄されている衣類の80%が焼却され埋め立てられているという現状から、これらを減らす手段の1つとして、廃棄学校制服を素材とする付加価値のある製品(アップサイクル品)を製品化する今回の事業についての説明が行われました。ブレザーやズボン、スカートなどの廃棄学校制服を、再び利用できる反毛(はんもう)にした後、不織布に加工し製品を作る流れが紹介され、反毛や不織布の実物サンプルを触って確かめてもらいました。講義の後は班ごとにわかれて、アップサイクル品についてアイデアを出し合ってもらいました。生徒のみなさんからは、日常使うものから公共のものまで、新たに生まれ変わる製品について、たくさんのアイデアを聞かせていただきました。
画像の説明文
反毛(はんもう)の生地を手で確かめて、何ができそうか考えてみる・・・

みんなのアイデアから何ができるかな?

 今回の事業では、この授業を中学一年生6クラスでそれぞれ行い、生徒たちの意見をもとにアップサイクル品が検討されることになります。この特別授業、生徒たちはメモを取りながら真剣に授業を聞き、アイデア出しの時には多くの意見が飛び交っていました。生徒のみなさんがアップサイクル品を手に取る日が今から楽しみです!
画像の説明文
いろいろなアイデアが!
以上

ごみ減のサイト

ページの先頭へ戻る