ごみにまつわるこの数字なぁに? 燃やすごみのうち約1割も!

「燃やすごみのうち約1割も!」

会報誌表紙企画「ごみにまつわるこの数字なぁに?」第6回目の数字は「燃やすごみのうち約1割も!」です。ヒントは「食べられるのにもったいない!」です。

■こたえは…なんと!
京都市の家庭から出る「燃やすごみ」の中に含まれている「手をつけていない食料品」の量なのです!
家庭から出る「燃やすごみ」のうち、約4割は、生ごみです。生ごみは、実は燃やすごみの中で一番割合が高いのです。
この家庭からでる生ごみには、料理を作る過程ででる野菜や果物の皮・芯・切りくず、魚の骨、貝殻、卵殻など、食材から取り除いた部分である調理くずや、料理の食べ残し、そのまま捨てられた食材、あとは茶がらやコーヒーかすなどが含まれています。
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さて、生ごみの内訳をもう少し詳しく見ていきましょう。生ごみのうち調理くずは約6割、食べ残しは約4割になります。調理くずは食べられない、あるいは食べにくい部分がほとんどなのでなかなか減らすのが難しいところですが、せっかく作った料理がたくさん捨てられているのは本当にもったいない!の一言に尽きます。でも、この4割の中に、もっともったいないものが含まれているのです。それが今回の答え。実は生ごみの中の2割、燃やすごみ全体からいえば約1割が、スーパーや食料品店でせっかく買ってきたのにそのまま捨てられた食べ物、いわゆる「手つかずの食品」なのです!
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■手つかずの食品は腐ったから捨てられたの?
「手つかずの食品」がそんなに捨てられているなんて、本当にもったいないわけですが、誰でもうっかり期限が過ぎて捨ててしまったという経験をお持ちだと思います。かく言う私も、豆腐が大好きですが、消費期限が短いので、たまにダメにしてしまいます。豆腐屋さん、本当にすみません。
でも実は「手つかずの食品」は期限が過ぎたものばかりではありません。ナ・ン・ト・・・「手つかずの食品」のうち4分の1は、賞味期限前に捨てられたものなのです。せっかく買って、まだ食べられるのに捨ててしまう。賞味期限を見間違えたのか、もっと他に理由があるのか、捨てられた食材に話を聞いても、残念ながら答えてはくれません。食べられる食材が捨てられるのはもったいないことですが、わざわざお金を払って買ったものをそのまま捨てるのは、まさに“金をどぶに捨てるようなもの”です!
期限が切れたものを含めて、この食べ残した料理や食材を買ったときの値段に置き換えてみると、京都市の計算では、4人家族で年間約6万円になるそうです。6万円もあれば、ちょっとした旅行にも行けそうです。家族全員でディナーに行ってもおつりがきます。10円安い食材を買いに行くよりも、食べ残しを減らした方が、お財布にも、環境にもやさしいのです。
(会報誌ボランティア・齋藤友宣)
■出典
京都生ごみスッキリ情報館-京都市の生ごみデータ
http://sukkiri-kyoto.com/data/gomidata

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