ごみにまつわるこの数字なぁに? 使っている人が99%


会報誌表紙企画「ごみにまつわるこの数字なぁに?」第4回目の数字は「使っている人が99%」です。ヒントは「布製,紙製があるけれど,みんなお世話になったもの」です。

こたえは…なんと!

実は,赤ちゃんのおむつに,紙おむつを使っている人の割合なのです!おむつが必要な赤ちゃんの子育てをされている人の99%が紙おむつを使っています。ただ,布おむつも併用している人も含んだ割合です。逆に,ほぼ完全に布おむつだけの方は,1%程度しかいないということになります。

併用派は1割程度。

すべて布おむつでというのはかなり大変だろうと思いますが,紙おむつを使いながら,大丈夫なシーンでは布おむつを使う併用派もいます。
この紙おむつと布おむつの利用率については,いくつかの調査がされていますが,おおよそ1割程度の方が併用派のようです。例えば,少し古い調査ですが,2003年の調査では9%の人が紙と布を半々で併用されています。最近のもので2009年の調査ですが,これでは約12%が併用派になります。

併用は,紙おむつごみの減量にもつながる。

併用といっても,どの程度の割合で布おむつと紙おむつを使うかについて幅があると思いますが,可能な範囲で布おむつを使ってみるのもいいかもしれません。
布おむつを使えば,紙おむつ代の節約にもなり,ごみの削減にもつながります。
また京都市ごみ減量推進会議では,京都市内のごみ減量活動を行う団体の方々に助成を行う助成事業「市民等からの提案によるごみ減量モデル事業」を実施していますが,この助成事業の採択団体に「おむつなし育児京都サロン」があります。「0歳からのおまる」と銘打って,おまるを使いながら,おむつの使用量を減らすための取組も行われています。

日本の紙おむつの生産は増えている!

少子化で子どもの数は減っているにもかかわらず,実は日本の紙おむつの生産は増えています。2002年に32万トン(68億枚)だった生産量が,2014年には72万トン(120億枚)と約1.9倍になっています。勘が良い方は「大人用が増えているんでしょ?」とお考えだと思います。確かにそうなのですが,実はこども用だけを見ても増えています。
実は日本の紙おむつは,海外,特にアジアで大人気。輸出向けの生産量が相当量増えているのです。

(事務局 齋藤)

出展等

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おむつなし育児京都サロン

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